MVP 橋本真也
- 年間最高試合賞
大仁田厚&ターザン後藤 vs 天龍源一郎&阿修羅原
3月2日/両国国技館/WAR vs FMW対抗戦
- 最優秀タッグ賞
- 三沢光晴&小橋健太
- 殊勲賞
- 獣神サンダー・ライガー
- 敢闘賞
- 川田利明
- 技能賞
- 小橋健太
- 新人賞
- 山田学
- 功労賞
- 阿修羅原
- 特別賞
- 北斗晶
寸 評
MVP争いでまたひとつ乱が起こった。94年日本マット界のもうひとつのキーワードは「ジュニア大戦争」。ライガーが中心になってジュニア・オールスター戦が実現。スーパーJカップに、ベスト・オブ・スーパー・ジュニア・リーグ戦…と交流戦を連発した。
ヘビー級をしのぐ人気を集め、ジュニア戦の新たな魅力を発散した。交流戦実現までの地道な交渉を粘り強く続けたライガーに、絶賛の声が続いた
最強の男を争うヘビー級のパワーも揺るがない。何人かの候補の中で絞り込まれたのが新日マットNo.1のあかしであるIWGP王座V5を飾った橋本。長州、藤波、藤原と〝俺たちの時代〟を退け、同世代の蝶野、パワー、馳を蹴落とした。
どちらに転んでもおかしくなかったが、何とも惜しいのは、ライガーの負傷欠場。9・24名古屋大会のアクシデントがたたり、6票。例年、決選投票にまでもつれこむMVPレースを、1回目の投票で9票獲得して制した橋本。新日プロからは、9年ぶりのMVPを、堂々と手に入れた。
[選考委員長]桜井康雄(東京スポーツ新聞社取締役編集局長)[選考委員]山本隆司(週刊プロレス編集長)/小佐野景浩(週刊ゴング編集長)/赤平隆(週刊ファイト)/宮本久夫(デイリースポーツ)/川副宏芳(日刊スポーツ)/福島則幸(内外タイムス)/菊池孝(プロレス評論家)/門馬忠雄(プロレス評論家)/加藤知則(東京スポーツ新聞社第二運動部部長)/川野辺修(東京スポーツ新聞社第二運動部次長)/柴田惣一(東京スポーツ新聞社第二運動部主任)/寿浦恵一(東京スポーツ新聞社第二運動部)/楠崎弘樹(東京スポーツ新聞社第二運動部)/堀内良夫(東京スポーツ新聞社写真部部長)/吉良輝夫(東京スポーツ新聞社写真部主任)/米田和生(東京スポーツ新聞社写真部)(順不同)