MVP 武藤敬司
- 年間最高試合賞
武藤敬司 vs 天龍源一郎
5月3日/福岡国際センター/IWGPヘビー級選手権試合
- 最優秀タッグ賞
- 小橋健太&秋山準
- 殊勲賞
- 桜庭和志
- 敢闘賞
- 小川直也/中西学
- 技能賞
- 永田裕志
- 新人賞
- 丸藤正道
- 女子プロ大賞
- ライオネス飛鳥
- 功労賞
- マサ斎藤/ジャッキー佐藤/前田日明/山崎一夫/芳の里/ジャンボ鶴田/ヒロ・マツダ
- 特別功労大賞
- ジャイアント馬場
寸 評
90年代最後を締めるのは、やはりこの2人だった。新日本プロレス・武藤と全日本プロレス・三沢。メジャーの誇る両雄がMVPベストバウト選考でマッチレースを争った。
年間最優秀選手賞にノミネートされたのは武藤、三沢、小川、天龍、大仁田の5選手。新日マットでさまざまな話題を振りまいた大仁田や小川、さらには全日、新日のシングル、タッグのベルトを巻く初の快挙を成し遂げたばかりの天龍も検討したが、この3人は、第1回投票でふるい落とされた。
武藤、三沢による決選投票になったが「武藤はヒザをすり減らして、今年で終わるかもしれない。最後の頑張りだったのかも…」という武藤の選手生命をかけた意地を推す声が上がれば、三沢には「馬場さんが亡くなった全日本を見事に引っ張った」と、社長としての手腕を評価する意見が衝突。運命の投票は武藤14票、三沢8票となり、武藤が4年ぶり2度目のMVPを獲得した。
[選考委員長]桜井康雄(東京スポーツ取締役編集局長)[選考委員]芳賀章(東京スポーツ編集局次長)/堀内良夫(東京スポーツ写真部部長)/柴田惣一(東京スポーツ第2運動部次長)/平塚雅人(東京スポーツ第2運動部員)/楠崎弘樹(東京スポーツ第2運動部員)/初山潤一(東京スポーツ第2運動部員)/高木圭介(東京スポーツ第2運動部員)/細島啓輔(東京スポーツ写真部員)/荒牧徹(東京スポーツ写真部員)/結城正(サンケイスポーツ)/佐藤彰雄(スポーツニッポン新聞社)/宮本久夫(デイリースポーツ)/山崎照朝(東京中日スポーツ新聞社)/佐藤智徳(日刊スポーツ)/須貝徹(報知新聞社)/栗原研一郎(内外タイムス)/浜辺良典(週刊プロレス編集長)/金沢克彦(週刊ゴング編集長)/波々伯部哲也(週刊ファイト)/菊池孝(プロレス評論家)/門馬忠雄(プロレス評論家)(順不同)