MVP 高山善廣
- 年間最高試合賞
三沢光晴 vs 小橋建太
3月1日/日本武道館/GHCヘビー級選手権試合
- 最優秀タッグ賞
- 丸藤正道&KENTA
- 殊勲賞
- 小橋建太
- 敢闘賞
- 棚橋弘至
- 技能賞
- 秋山準
- 新人賞
- 中邑真輔
- 女子プロ大賞
- 浜田文子
- 功労賞
- ミツ・ヒライ/冬木弘道
- 特別賞
- 坂口征二
寸 評
MVPレースにノミネートされたのは、今年1月にNWF王座、5月にIWGP王座を奪取した高山善廣、3月にGHC王座を奪取した小橋建太、そしてパンクラス・近藤有己の3人。
近藤を押す選考委員は「強豪を相手にした格闘技戦における試合内容は素晴らしい。日本人で一番強い」とアピールしたが、年間を通じた安定性はいまひとつとあって、得票は1であっさり落選。MVPの行方は、下馬評通りの2人による〝激闘〟となった。
典型的な正統派王者として、ノアをケン引した小橋VSフリーのアウトサイダー王者・高山。両極端の王者のマッチレースは、激烈を極めた。「とにかくGHC王者としてノアを引っ張ったことに尽きる。内容も過去2度MVPを受賞した時より良かった」と小橋をたたえる声が高まった。一方、高山には「チャンピオンとしてはもちろん、毒舌でK-1、PRIDEに押されぎみのプロレス界に、話題を提供し続けた」と称賛する意見が殺到。高山の的を射た毒舌と、独特の存在感を評価ポイントに挙げた。
第1回投票では高山が16票、小橋が11票、近藤が1票。高山が過半数を獲得し、リング上のファイト同様、一発で小橋とのマッチレースにケリをつけた。
高山には「昨年、サップに逆転でMVPを奪われたが、その後も活躍した」という声も上がり最終的には〝2年越し〟の活躍が、鉄人・小橋粉砕の決定打となった。
[選考委員長]柴田惣一(東京スポーツ第二運動部次長)[選考委員]堀内良夫(東京スポーツ取締役写真・情報システム部長)/武田友芳(東京スポーツ第二、第三運動部統括部長)/桑原洋(東京スポーツ第二運動部次長)/楠崎弘樹(東京スポーツ第二運動部員)/初山潤一(東京スポーツ第二運動部員)/柏原知幸(東京スポーツ第二運動部員)/高木圭介(東京スポーツ第二運動部員)/油浅健一(東京スポーツ第二運動部員)/野地教弥(東京スポーツ第二運動部員)/水沼一夫(東京スポーツ第二運動部員)/山下康幸(東京スポーツ第二運動部員)/平塚雅人(東京スポーツ特報部員)/荒牧徹(東京スポーツ写真部員)/秋山直毅(東京スポーツ写真部員)/下田知仁(東京スポーツ写真部員)/川田尚市(サンケイスポーツ)/丸井乙生(スポーツニッポン新聞社)/安部正之(デイリースポーツ東京本社)/大西洋和(東京中日スポーツ新聞社)/桐越聡(日刊スポーツ新聞社)/小河原俊哉(報知新聞社)/樋口郁夫(内外タイムス)/佐藤正行(週刊プロレス編集長)/金沢克彦(週刊ゴング編集長)/波々伯部哲也(週刊ファイト副編集長)/門馬忠雄(評論家)/菊池孝(評論家)(順不同)