MVP 鈴木みのる
- 年間最高試合賞
丸藤正道 vs KENTA
10月29日/日本武道館/GHCヘビー級選手権試合
- 最優秀タッグ賞
- ブードゥー・マーダーズ
- 殊勲賞
- 丸藤正道
- 敢闘賞
- 棚橋弘至
- 技能賞
- CIMA
- 新人賞
- HG
- カムバック賞
- 高山善廣
- 功労賞
- 大木金太郎/ブラック・キャット/ラッシャー木村/永源遙
- 話題賞
- メカマミー
寸 評
MVP選考では、今年のマット界を鮮やかに彩った5選手がノミネートされた。
ジュニアからGHCヘビー級王座奪取に成功した丸藤、IWGPヘビー級王座を死守した棚橋弘至、毒舌の限りを尽くした3冠ヘビー級王者・みのる、PRIDE無差別級GP準優勝のジョシュ・バーネット、全日プロ「チャンピオン・カーニバル」覇者で、3冠も獲得した太陽ケアと、各団体トップたちの名が順当に挙がった。
1回目の投票ではみのる12票、丸藤8票、棚橋5票、バーネット、ケアそれぞれ1票と票が分かれた。勝負はみのる、丸藤の上位2選手による決選投票に持ち込まれた。 1回目の投票でトップに立ったみのるは旗色が悪い。「ベロを出してのプロレスは誰でもできる」「反社会的勢力のようだ」などと否定的な意見が多く、今年から選考会に加わった内館牧子委員も「MVPとしての品格に欠けます」と横綱審議委員らしい指摘をした。
「新時代のプロレスを展開した」と評価の高かった丸藤は、前日(10日)のノア・日本武道館大会で三沢光晴に敗れ、GHC王座から転落したことがマイナスになった。内館委員も「昨日の武道館で三沢超えを果たしていたら(丸藤に)決まりなんですが…」。
一転してインディからメジャーまで1年を通じ、全団体で暴れまくったみのるの行動力に賛辞が贈られた。決選投票は17票対10票でみのるが丸藤を振り切り、MVPを初受賞。歴代最も性格の悪い最優秀選手が誕生した。
[選考委員長]柴田惣一(東京スポーツ運動部専門委員)[特別選考委員]内館牧子(脚本家)[選考委員]堀内良夫(東京スポーツ取締役写真情報システム部部長)/酒井修(東京スポーツ運動部部長)/木明勝義(東京スポーツ運動部次長)/平塚雅人(東京スポーツ運動部次長)/楠崎弘樹(東京スポーツ運動部主任)/初山潤一(東京スポーツ運動部主任)/小坂健一郎(東京スポーツ運動部)/山下康幸(東京スポーツ運動部)/大島啓(東京スポーツ運動部)/豊田泰基(東京スポーツ運動部)/秋山直毅(東京スポーツ写真部)/岡宏信(東京スポーツ写真部)/水沼一夫(東京スポーツ電子メディア室)/川田尚市(サンケイスポーツ)/黒田健司郎(スポーツニッポン新聞社)/藤沢浩之(デイリースポーツ)/大西洋和(東京中日スポーツ)/来田岳彦(日刊スポーツ)/近藤清敬(報知新聞社)/松川浩喜(内外タイムス社)/佐久間一彦(週刊プロレス編集次長)/木幡一樹(週刊ゴング編集長)/菊池孝(プロレス評論家)/門馬忠雄(プロレス評論家)/小佐野景浩(プロレスライター)(順不同)